当社が多く手がける仕事を前提にすれば、コピーライターの仕事とは、ある時は膨大で乱雑な資料を解きほぐし順序立てて再構築するために汗をかき、またある時は支離滅裂な説明をその場で咀嚼しながら相手の真意を探り出す機転と根気の限りを尽くす。そこには、文章を愛し、だからこそ厳しい視線を傾けられる情熱と共に、地味な裏方としての存在を受け入れる高潔な意志が必要なのである。少なくとも当社のコピーライターが置かれた環境には、それが不可欠であり、広告のみならず文章における品質とは、常にそうした行為から生み出されると考える。
ただ、品質については、その広告・販促ツールなどを制作する際の様々な経緯に左右 される場合が多々ある。したがって、いかなるコピーライターも、その品質は実績か ら推測するか、結局は一度実際に仕事をしてみなければ分からない、というのが事実 である(公的には広告賞の受賞歴が基準となる場合もある。当社に受賞実績はないが、ただこの基準の妥当性に関しても多様な意見が存在する)。 以下のアピールで「効果的なコピー」あるいは「インパクトのあるコピー」などと安 易に書かなかったのは、こうした理由のためである。

「的確な情報整理が素早くでき、整理され抽出されたメッセージを印象に残るステレオタイプでない文章で表現できること。単なる純広告のコピーのみならず、何千字にもわたる取材原稿も（コラム的な）読み物タイプの原稿にも、あるいはエディトリアルに属する原稿にも長短問わず対応できる文章構成力があること。純広告、販促ツール（カタログ・パンフレット・リーフレット・POP・会社案内・入社案内・社内報・PR誌・操作マニュアル等）、ネーミング、webコンテンツ、ビデオの脚本、イベントのナレーション原稿、イベント進行台本、展示会のパネル原稿、ニュースリリース、商品パッケージその他、小説・現代詩等の作家性を要求される原稿以外のあらゆるジャンルのツールに対応できる柔軟性があること。単なる文章作成のみならず、広告・販促ツールの企画はもちろん、展示会、webページ、ビデオ、書籍、テレビ・ラジオ番組、商業施設その他あらゆる分野の企画を提案できる発想力があること。」
通常、コピーライターと称する者はここまで広範囲に仕事をしないし、エディトリア ルなど最初から受け付けない(それこそ本来は“ライター”の方の仕事である)。その 理由としては(1)純広告を中心にした(比較的クリエイティブ費の高い)仕事で食べて いける(2)これほど広範囲な仕事の依頼がない(3) これほど広範囲な仕事の経験がな いため断っている(4)面倒で割に合わない仕事は遠慮したい、などが挙げられよう。 したがって当社の業務は、結果的に一般的なコピーライターの手がける範疇を超えて おり、その意味で当社の業務を言い表せば「匿名で書かれるあらゆるメディアの文章 作成」となる。そしてその点にこそ、前述した「地味な裏方」としての当社ならでは の存在価値が見出されるのである。

マス媒体向けのコピーは書けても、ある人物に1時間取材し、これを例えば1,200字の原稿にまとめることができないコピーライターは存在する。あるいは、「純広告ならやるけど、チラシはやりたくない（実を言えば苦手）」と宣言するフリーのコピーライターも実在する。また、流通やファッション業界向けのイメージ優先のコピーは書けても、緻密さ・正確さが求められるテクニカルなコピーが書けないコピーライターも（またその逆も）活動している。当社は、教育系の新聞社から記事作成を定期的に承っており、1万字前後の取材記事も常に手がけてきたし、ジャンルや目的で仕事を選ぶことはしない。また、雑誌「フロムエー」の巻頭企画頁をレギュラーで担当した経験があり、エディトリアルの文章作成においても十分な対応力を備えている。さらに、設立以来、官公庁や重電、産業資材といった堅いイメージのスポンサーから、流通・ファッション・映画など一般的にイメージ優先の柔らかいコピーが求められるスポンサーまで、ターゲットにおいても、小学生向けの学習教材や女子高生向けニキビクリームのPOPといった若年層向けから、老人ホームや墓地・墓石の広告・カタログといったシニア層向けまで、幅広い分野に対応してきた誇れる実績がある。また当社は、上記の定義で述べたあらゆる種類のコピー分野をすべて経験している。

[ご注意]次の条件に見合った能力は持っておりません。
（1）薬事法において薬学部出身に匹敵する充実した知識を有する。（2）日経の専門誌に毎日、IT関連の原稿を書いているライターと同じレベルのIT関連の知識やマーケット情報を有する。 （3）自動車・バイク・釣り・オーディオなど趣味性の高い分野で、好きでなければ持てない知識やトレンド、マーケットの豊富な知識を有する。（4）専門的領域でありながら、事前にその分野の豊富な知識を有する。（5）事業報告書の類を初回より完璧に仕上げる。
※コピーディレクターあるいはコピーライター出身の方がコピーディレクションされるお仕事はお断りする場合がございます。事前にお伝えいただけると有難いです。理由に関しましてはご相談いただいた折にご説明致します。

川中の経験で言えば、たとえばこんなエピソードがある。ある方の依頼で某企業のA社長と会った。夜の8時半が初対面で、そこからみっちり3時間、新会社設立の趣旨と事業計画の内容についていきなり全て口頭でオリエンテーションを受け、「明日の午前中に企画書がほしい」という無謀な指示に沿うべく、真夜中を 使ってA社長の意図を整理し企画書を作成、翌朝8時過ぎにチェックを受け、修正し、昼前に渡した。A社長はその日の午後、私の作成した企画書をもとに出資者に新会社のプレゼンをし、何億という出資金を捻出した。実に無謀な仕事であったが、これは真実である。そしてこの時「自分の言いたいことを短時間にここまで上手にまとめてくれた人物に初めて出会った」とお褒めの言葉をいただいた。私は、これと似た評価を他の方々からも何度かいただいている。だから優秀であると言うつもりは全くない。「的確な情報整理」を判断する基準は難しいし、仕事上の相性というヒューマンな問題もある。実際にお仕事をした上でご判断いただくべき点であると思う。

当社は「コンパクト・パブ・システム」というサービスを実施している。通 常のパブリシティ業務（ニュースリリース作成・対象媒体抽出・媒体社訪問と打合せ・電話による掲載・アプローチ・掲載・放送確認・報告書提出。※記者発表を含む場合もある）と違って至って簡素化された作業だが、低価格で価格以上の実績が上がるシステムだ。

本システムの一番の売りは、何よりニュースリリースをＰＲ文のプロであるコピーライターが作成するということ。もちろん、アピール度は高い。通 常のパブリシティ会社はここに投資しない。訪問など足を使う作業を省いた当社のシステムだが、一般 のパブリシティ会社は人件費と称してこの活動に高額な金額を請求する。あとは、費用対効果をどう判断されるかだ。
上記の一連のサービスで、当社の定める料金は￥150.000（税別）。恐らく皆様の自社内の未経験者に命じても、同程度の人件費はかかるだろう。
映画の製作宣伝、ショップのオープン、キャンペーンガール募集などのパブリシティ実績が当社にはある。

例えば消費者モニターのハガキ集計と、その傾向分析。展示会で受け取ったお客様の声の集計と内容の分析。あるいは、社内アンケートの集計と結果 報告。集まったはいいが集計も分析も、意外に手間がかかって大変な作業である。

料金は、時給￥ 2,500を基本料としたタイムフィーと管理費・報告書作成費その他である。 大手フラワーサービス企業の顧客アンケート分析を数年連続して実施してきた実績が当社にはある。最近は、インターネットと関係者向けのメールによる「フランスにおける日本アニメの状況報告」を行った。また、集計データの意味を解読し文章化する仕事はコピーと並行し随時行っている。

これは調査ではない。それなら調査会社がある。手間をかけ調べねばならない情報の代行収集である。例えば「イギリス・デンマーク・スペイン・フランス・南アフリカ5カ国のバードウォッチング関連の雑誌を調べ媒体資料を集めてほしい」とい指示が、ある広告代理店からあった。スポンサーは、某双眼鏡メーカーである。電通ならすぐ分かるだろうって？　いや、電通には少なくとも南アフリカ支社はない。となるとwebサイトだが、この仕事を受注した99年当時は残念ながらすべての雑誌がwebサイトを出しているわけではなかった。どうしたか。

この情報収集業務の場合は、まず大使館に問い合わせ、国内の洋書関連出版社（代理店）に尋ね、各国のバードウォッチング関連出版社の電話番号（もしくはメールアドレス）を調べ、電話かメールで連絡をとり、依頼文をFAXし、最後は英語を使って電話で頼んだ。すべて手作業である。当社はこの業務を完遂した。今後は、足と電子メールや電話・ファクシミリを駆使したこのような“情報収集業務”も、「精緻に調べあげる」という当社スタッフの技術を活用したビジネスとして行っていきたい。料金は、時給￥ 2,500を基本料としたタイムフィーと管理費・通信費その他である。もちろんこの技術は現在、コピーを書く際にも十分に活かされている。 当社スタッフは「ほしい情報を探す場合」のプロでもある。“面 倒くさい情報収集”を完遂する自信が当社にはある。

例えば申込書や住所変更手続きの記入例の説明。あるいは、商品の取扱い説明書の文章。理解させるのが先決なのに、内容の未整理・混乱・重複が目立ち分かりにくいのがこの分野のツールである。こうした欠点は結果 的に企業イメージのダウンにもつながる。しかし、正しい説明のための基本的な文章技術を身につけていないコピーライターも数多い。

ビジネスのグローバル化に伴い「英文を直訳した文章があるのだが、日本語として使用できるレベルか？」などというお問い合わせをいただくケースも増えてきた。当社はこの場合、メールかFAXで文章を拝見し簡単なアドバイスをするまで無料で行っている。お見積り算出の際は、文章チェックの範囲を実例で数案示した上でご提出する。もちろん、これも無料である。 これまで頂いた、お客様からの数多くのご満足の声が当社の実績としてある。

18年に渡る当社の業務歴を、業種によるカテゴリー別にまとめた「プレゼント業務歴書」をお送りいたします。

ご希望の方は上記アドレスにご連絡ください。

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