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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2009年10月分
「小太りのおばさん。」
埼玉県警に逮捕された不審死も絡む結婚詐欺容疑の無職の女が巷で話題だ。どうもこんな形容でみんなが呼んでいるらしい事を妻の女友達らの会話で知る。「こんな人になぜ?」と全国でそんな噂話が同じように飛び交うのか。その話術には、いかなるノウハウがあるのか。
●No.3113/09.10.31
「軽羹(かるかん。」
鹿児島県日置市から妻の友人が来訪。彼女からのお土産がこの銘菓だ。しおりを読むと播州明石(兵庫県明石市)の人が江戸で製菓業を始め、これが薩摩の島津斉彬公に認められ鹿児島の地でこの銘菓を考案したのだとか。「薩摩の山芋と良米」が活きた味は軽やかで美味。
●No.3112/09.10.30
「驕り。」
があったと衆院代表質問で谷垣自民党総裁(昨日の『朝日新聞』夕刊)。それなら民主党にだって早くも驕りが見られる。日本郵政社長に齋藤次郎氏を選出し幹部に官僚出身者を送り込んだ体たらくは、いかなる理由が付こうと基本姿勢に反する象徴的な裏切りではないか。
●No.3111/09.10.29
「2時間10万円。」
転職希望者に希望業種向けの服選びを行う米国“イメージコンサルタント”の料金(本日午前深夜の『TOKYOニュースREMIX』)。「面接は人間性が分からないから見た目は大切」と金子勝・慶大教授。でも時給5万は高過ぎると思う、6社を渡り歩き独立した私。
●No.3110/09.10.28
「小学五年生
 六年生。」
を来年2月にかけて順に休刊すると小学館(本日の『朝日新聞』夕刊)。学研の「学習」「科学」もピーク部数の10分の1とか。「趣味多様化」が理由と言うが、メディアの分散化にしろ、大人と同じ理由でごまかしてよいのか。読書する習慣が消えているのではないか。
●No.3109/09.10.27
「満額支給。」
8月30日の衆院選で新議員となった480人に8月分歳費など230万1千円が満額支給された件を中野翠氏が糾弾(本日発売の『サンデー毎日』)。知らなかった。日割計算だと7万4226円。差額に人数をかけると10億を超えるのだ。藤井財務相どう答えるのか。
●No.3108/09.10.26
「丸の内仲通り
 ガーデニングショー。」
東京・銀座から晴海通りを「ザ・ペニンシュラ東京」で右折、丸の内ブリックスクエアを過ぎJR「東京」駅南口駅前の新旧丸ビル裏手辺りまで続く丸の内仲通りを本日散歩。沿道を飾るガーデニングアートが文化の香を振りまく。丸の内はこんな風景が似合う街になった。
●No.3107/09.10.25
「丸葉小松菜。」
この種子が付いた東京農業大学「収穫祭」(10.31〜11.1)のチラシを本日、小田急線「相模大野」駅前で受け取る。「(種蒔きは)暖地では3月から10月にかけて行います」とあり、ギリギリ間に合う。出かけた事はないのだが毎年、チラシだけはもらうのだ。
●No.3106/09.10.24
「シモキタ伝言板。」
小田急線「下北沢駅」南口の伝言板には例えば「今この瞬間に思っていること」なるお題に「今日は天気がいいなぁ」なんて書き込みが(本日午前深夜の『ドキュメント20min.』)。「自己主張したい」という慶大生がいて、2年間で1万件のアナログ版ツイッター。
●No.3105/09.10.23
「落合博満。」
言わずと知れた中日ドラゴンズ監督だ。“オレ流”はいいだろう、WBCに選手を参加させなかったのも一応許そう。だが本日のクライマックスシリーズ第3戦前に握手を求めた原監督を見ずメンバー表を見ていた態度は許せぬ。礼を失してスポーツを行う資格はあるのか。
●No.3104/09.10.22
「杉浦圭子。」
先日、故須賀敦子さんの生涯を綴ったNHK教育テレビの番組を取り上げたが、この時にナレーターを務めたのがNHKアナウンサーの彼女だ。アクセントが全く気にならず「熱い」を「厚い」と発音しなかったのは現代では感動的ですらある。広島放送局勤務だが、注目。
●No.3103/09.10.21
「生き抜く力を。」
先日、山手線車内で見つけた「東京電子専門学校」のキャッチフレーズ。中央教育審議会が「生きる力」を掲げたのは1996年だが、景気後退のご時世ではこの表現になる。結局、生きる力は子供たちをどうしたのか、疑問を残しつつ無責任に日本の教育はただ後退する。
●No.3102/09.10.20
「じてんしゃ。」
という言葉が長めの横断歩道にはイラストと共に描かれ自転車の通行区域が指定されているが守られていない場合が多い。自転車を歩行者と同じ立場にしてしまった道交法の思想が諸悪の根源だ。歩道の歩行者を猛スピードで追い抜く自転車の恐怖をなぜ野放しにするのか。
●No.3101/09.10.19
「どう生きたらいいか、
 私にも分からない。」
イタリアで衣装デザイナーをする女性からの悩みを綴った手紙に故須賀敦子さんはこう答えていた(本日の『ETV特集』須賀敦子 霧のイタリア追想〜自由と孤独を生きた作家〜)。自らに厳しく我が道を生きた須賀さんにしてなお不可解な人生、そこにHow toはない。
●No.3100/09.10.18
「行軍。」
実家で父から戦時中の話を聞く。父は16歳で志願し中国、ロシア(シベリア捕虜収容所)を渡り歩いたが、国内ではよく茨城県大洗で水泳訓練を行ったとか。「水戸から行った」と言うから「電車あったの?」と訊くと、この返事。当時はまだまだ徒歩の移動が多かった。
●No.3099/09.10.17
「Traeme」
函館のスペイン料理店「バスク」の深谷シェフが、修業したサン・セバスティアンのレストランでの語学勉強法を披露(本日午前深夜の『テレビでスペイン語』)。深谷氏は言われた事を隣の同僚に伝えその動作を見て言葉の意味を覚えたとか。この「持って来い」もそう。
●No.3098/09.10.16
「ガーリック。」
夫婦揃って深夜帰宅だったため、こうサブタイトルが付いた「あぶり焼きチキン」なる惣菜を買ってしまった。しかし裏面を見るとソルビトール、キシロース、カラメル色素、キサンタンなどの添加物ばかりで肝心のガーリックがない! 我々はこんな不気味さと共に生きる。
●No.3097/09.10.15
「PRコミュニケーション
 セミナー。」
Jリーグが今年開いた「スポーツのよさをメディアを通じきちんと伝えるための訓練」(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「あの〜」など無駄な言葉も指摘するとかで、いい姿勢と思う。ついでに本拠地の文化も講習しては? 地元民が誰も知る人物くらい知っていてほしい。
●No.3096/09.10.14
「自由民主党。」
この党の地方支部の副幹事長を交え会食。常時、30人以上集った会合が先日は7名の出席だったとか。「谷垣ではダメ」の声は多いらしいが、彼を総裁に担いだ思想こそ国民に毛嫌いされた根源である。党名から「民主」を取る案も囁かれるこの党はまだ気づいていない。
●No.3095/09.10.13
「スポーツマサジ。」
や冷らめん、ビビソパ、どんかつなど、ソウルにおける日本語の間違い看板の取り締まりに動く韓国観光公社(本日の『THE NEWS』)。このレベルは英語のスペルが違うのと同じで、さすがに日本ではないが「間違い探しが面白い」という日本人観光客の声が本音か。
●No.3094/09.10.12
「ガーベラ。」
がメインの小さな花束を抱え妻の実家に訪問。途中に花屋さんがあるのでいつもの習慣だ。旬は初夏から秋の終わり頃というが、華やかさがいい。検索するとストレス解消や低血圧にも効くとか。今読む本にも植物の不思議な力の記述があるが、自然は奥深く常に神秘的だ。
●No.3093/09.10.11
「やさしい時代が
 訪れようとしている。」
と森田則行・(株)ミキモト社長(明治学院大学校友会誌『Do For Others』第4号)。私が常に書いている思いとは正反対の発言だ。確かに氏が例示した音楽など商業的に発信されるメッセージはその傾向を強めるが、だからこそ人々の粗野な言動が際立つのだ。
●No.3092/09.10.10
「台風18号。」
はもちろん強大だったし注意喚起はテレビの使命とは思うが、奄美大島からの実況中継で風雨が収まっているにも関わらずヘルメットを被っていた、と現地の友人。他のあらゆる対象と同様、台風までも過剰演出する意図が真実を隠している気がする。用心にはなるのだが。
●No.3091/09.10.9
「なんぼ夢や希望を
 持っていても
 大学へは行けません。」
黒板に「お金」と書きながらそう生徒達に語った教師(4日の『NHKスペシャル〜セーフティネットクライシスvol.3 しのびよる貧困 子どもを救えるか』)。その時の高校生の複雑な表情が印象に残る。我が家は増税になるが「子供手当て」をバラマキとは言えない。
●No.3090/09.10.8
「スーザン・ボイル。」
オーディション番組の歌唱映像に2億以上のアクセスが殺到した彼女に、宗教も国籍も越え世界が一つになったとある女性(本日午前深夜の『TOKYOニュースREMIX』)。しかし番組は世界を貫くそのネットの依存症や中傷も取り上げる。少なくとも匿名は卑怯だ。
●No.3089/09.10.7
「料理ナビ。」
フライパンの温度をセンサーで教え振る振らぬの指示も与えるこのシステムを紹介した本日の「ワールドビジネスサテライト」。慶応大の研究だが便利さが楽しさを壊す典型だ。今後これら馬鹿げた「便利」が増えるだろうが、肉体と頭脳に逆効果なのは容易に想像できる。
●No.3088/09.10.6
「揚げ足をとって
 当たり前の正義を
 押し付ける。」
そうワイドショーを批判した甘糟りり子氏(本日発売の『サンデー毎日』)。強く頷く。先日の池上彰氏に続いてのテレビ批判だが、ドロドロに溶解したこのメディアの批評精神や倫理観を目の当たりにして怒りを覚えない方が不思議だ。私はワイドショーなど見ないが。
●No.3087/09.10.5
「東京。」
しかしなぜマスコミ(特にテレビ)は、この都市が五輪開催地に選ばれる可能性の低さを事前に指摘する事を控えたか。決定後にいきなり細々と弱点を語り出したのには驚いた。24時間番組で平和を、スポーツの国際大会で愛国心を祭り上げるのと同じ胡散臭さを感じた。
●No.3086/09.10.4
「リオデジャネイロ。」
が今の地球に一番ふさわしいと思う、0時29分。2度目の五輪開催で国民が盛り上がらぬ東京に比べ他都市は熱く、とりわけBRICSを象徴するこの都市が時代の流れに乗っている。最も熱いマドリード、オバマのシカゴより遥かに勢いがある。あっ、シカゴが落ちた。
●No.3085/09.10.3
「仏女。」
仏像が好きな女性達をこう呼ぶらしい(9月30日の『ニュースウォッチ9』)。番組によれば写経も人気とか。目的は例の“癒し”らしいが、この癒しは常に自分に注ぐのだなと思う。“やさしさ”も同じで、他者に対しては向けられず現代社会は利己的に暴力的に傾く。
●No.3084/09.10.2
「みんなでやろうぜ!。」
谷垣自民党新総裁が発したこの言葉が自民党新三役の口を通して世の中に発信された。もちろんインナー(党内)向けスローガンで公に発信する類の表現ではなく、テイストは麻生前首相の口跡とも似ており二重に逆効果だ。日本の政党の広報手法は呆れる以下の低レベル。
●No.3083/09.10.1

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