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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2019年2月分
「アップサイクリング。」
とは、リサイクル(再循環)とは違い、単なる素材の原料化や再利用ではなく、元の製品よりも価値の高いものを生む考え方(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ドイツ「ナット-2」は藁やコーヒーかす、ペットボトルから、光輝くファッショナブルなスニーカーを作った。
●No.6087/2.28

「アンチョコを読んだまで。」
森友報道を巡りNHKを退職した記者に関して質した朝日新聞に「主要な部分に虚偽の内容が随所に見られるが(どこかは)取材や制作に関することはお答えしない」としたNHKの対応をこう喝破した藤原新也氏(『生活と自治』2月号)。官邸と同じ感覚でおぞましい。
●No.6086/2.27

「甘やかす環境と
 働きやすい環境は似て非なる。」
と行き過ぎたハラスメント批判に警鐘を鳴らした本日の「日本経済新聞」朝刊。私も“パワハラ狩”という言葉で同じ懸念を投げかけたが、勇気ある発言だと思う。「価値ある経験の機会を提供し、厳しくとも成長できる環境の整備」がなければモンスター社員がのさばる。
●No.6085/2.26

「東京都23区からの年少人口の
 転出超過数が2千人拡大した。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。「住民基本台帳人口移動報告」で東京・神奈川・千葉・埼玉の東京圏には残り43道府県全てから人口が流入したが、(年少人口を抱える)子育て世代が23区を出ていっている。近畿圏と比べても2千万円高いマンション価格が災いする。
●No.6084/2.25

「信号は分かりますか?」
交差点へと歩いた白杖の青年にそう声をかけた。「はい大丈夫です。助かります、ありがとうございます」という返事を頂いたものの、やや車道寄りの歩行も気になっていたのに言わずじまい。視力の度合いが分かれば、より具体的に声が掛けられるのだが、やはり難しい。
●No.6083/2.24

「東京とんかつ会議。」
が本日終了。最終回はとんかつ定食を構成する部分毎に1位を決定。「肉」「衣」「油」「キャベツ」「ソース」「ご飯」「新香」「味噌汁」に分けたが、本来はこれに「サービス」や「店の雰囲気」を加えたい。これを見て、他のメニューも細分化すると面白いと思った。
●No.6082/2.23

「視力6000。」
とは「東京から大阪の道に落ちた1円玉が見えるくらい」と長谷川哲夫・国立天文台チリ観測所上席教授(本日の『ラジオ深夜便』)。この機能を搭載したアロマ望遠鏡でチリにおける観測を続け、牡牛座の年齢100万年(太陽は46億年)の惑星の生成過程に遭遇した。
●No.6081/2.22

「シュペット。」
とは先日亡くなったカール・ラガーフェルドの愛猫の名前(先日の『ファッション通信』)。交告やバッグのモチーフに使われ、その名で作られた通帳には300万ドルの預金がある。インスタグラムのフォロワー16万を擁し、メイドが世話をするこの猫の老後は安泰だ。
●No.6080/2.21

「18時に帰る。」
“働き方先進国”と言われるオランダで福利厚生や職場のルールを調査した結果、どの会社からも返ってきた答えがこれだった(『サルース』3月号)。18時に帰る行為は自分や家族の時間の尊重につながるが、仕事場ではそれを可能にするための工夫が考案されていく。
●No.6079/2.20

「公の場という意識が低下している。」
と車内マナーに絡め碓井真史・新潟青陵大学大学院教授(本日の『SkyrocketCompany』)。カラオケボックスに象徴されるように社会の個室化が原因とか。それで本来、自室ですべき化粧が車内に出たか。「公の場で恥ずかしい」という恥の文化の喪失も。
●No.6078/2.19

「『金を出せ』は詐欺。」
と電話などによる詐欺への対処を佐伯幸子氏が訴えたが、これに尽きる(本日の『これから、何する?』)。大学の研究費と称して振込を迫る詐欺は2005年からあるとか。また最近は「癌になった、家に金はある?」と訊き、ある家には強盗に入る手段もあるから怖い。
●No.6077/2.18

「アンガーマネジメント。」
とは自分の怒りのコントロール法で、カッときたら6秒耐える(本日の『田中みな実 あったかタイム』)。その間は、怒りの段階を10段階で数値化して過ごす。また怒りの原因となった寂しさ、悲しさ、不安、心配などの一次感情を怒りの前に伝える方法が望ましいとか。
●No.6076/2.17

「私はアイドル。」
と宣言できる環境がバイトと掛け持ちの地下アイドルを増加させる。SNSでライブ配信でき音楽ソフトが作曲の手間を減らし、お金をかけずに「自分もなれる」と思う人が増える一方で“自分だけのアイドル”を探すファンも増える裏に、大衆から個への意識変化がある。
●No.6075/2.16

「藤田菜七子騎手。」
がJRA所属の女性騎手として初めてGTレースに騎乗する(本日の『日本経済新聞』朝刊)。7枠11番に入ったコパノキッキングは現在、ダート重賞2連覇で4連勝と強い。いつの間にか騎乗技術でも評価が高まる藤田騎手が一気にGT初制覇となれば正にドリームだ。
●No.6074/2.15

「くにさきオイスター。」
とは大分県国東(くにさき)市で養殖される牡蠣の名(『海の近く』2月号)。一般の養殖牡蠣は海に浮かぶイカダからロープを引き上げると多くの殻が密集しているが、この牡蠣は自由に動けるよう一つずつ籠に入れる方式で1年で出荷できるため雑味がなく旨みが濃厚。
●No.6073/2.14

「群れずに生きる。」
オラウータンは、エサさがし、食事、昼寝などを全て一匹で行う(先日の『ヘウレーカ』)。1千万年前に類人猿で唯一アジアに移動したためエサの果物が1年中はなく、群れると食べ尽くしてしまうため単独行動に。同じ木の上に2匹がいても目を合わせずに距離を保つ。
●No.6072/2.13

「見えへん。」
はアクセントで「見えない」「見たくない」の異なる意味になる、と「まんぷく」で関西ことば指導も行う一木美貴子氏(本日の『サラメシ』)。「イントネーションで全く意味が違う」と説明した中井貴一氏だが、この後「身上」を「心情」と発音したのには気付かない。
●No.6071/2.12

「楽しくやってます、パワハラ以外は。」
とは東京・渋谷の桜丘の飲食店で働く女性スタッフの言葉だ。この言葉を褒めればパワハラを助長すると言われるのがオチだろうが、この種の台詞が堂々と言える関係性も確固として存在する。昨今の“パワハラ狩り”とも言うべき執拗さは心の結び付きを低く見るものだ。
●No.6070/2.11

「外国人共生 支援に遅れ。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。主要自治体の6割に外国人の仕事や生活を支援する専門部署がないと同紙調査。ゴミ出し案内や居住支援など日常サポートの取組みは2割台だ。積極的に新機軸を実現する地元の神奈川県大和市でさえ専門窓口はなく、対応の遅れは深刻だ。
●No.6069/2.10

「ジェネレーションXYS。」
という米国内の世代論についてトミヤマユキコ・早大助教(本日の『GOLD RUSH』)。X(1960-70年代)は政治への関心と失望、Y(80-95年)はインターネットとアナログの両方を知り、S(95-00年代)はデジタルネイティブと大別した。次は?
●No.6068/2.9

「米軍のシリア撤収。」
が秒読み段階だがIS戦闘員は2−3万存在するとか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。17年にイラクのIS拠点が制圧された際、テレビはゲームのように報じIS消滅の如く喜んだ。しかし貧富と宗派の対立は消えておらず“動機”が根強く残るから滅亡する訳がない。
●No.6067/2.8

「地球に生命が生まれた謎。」
の解明に向け小惑星りゅうぐうへの着陸が発表された(本日の『日本経済新聞』朝刊)。有機物が多い惑星の特長に期待が高まる。7年前に初代はやぶさの装置の開発者に取材した際は岩場か砂場か分からないと言ったが、今回は60cmを超える岩がない地に降りるとか。
●No.6066/2.7

「政治と無縁な生活はない。」
と語った岩根邦雄・生活クラブ初代理事長(『生活クラブ生協設立50周年特別号』)。「クラブ」には政党(パーティ)の意味も込めた。「政治と生活の結び付きが分かり難い」という無関心の言い訳が正解の如くまかり通るが、WEBでも新聞でもチラシでも気づける。
●No.6065/2.6

「義理チョコはパワハラ。」
という主張について本日の「SkyrocketCompany」。「性を限定」した時点でその疑いが強いと女性局アナ。社員が男性1名・女性2名在籍した当時、私が“義理チョコ禁止令”を出したら、女性スタッフから「本気のチョコはいいんですか?」と訊かれた。
●No.6064/2.5

「The Green Carpet Fashion Awards。」
とは少量の水で生産できるひまし油で作られた素材をはじめ、環境に配慮しサステナビリティー(持続可能性)に対応したファッションの展示会(先日の『ファッション通信』)。創立者であるリヴイァ・ファースは「問題は解決できる」と語った。もう後戻りはできない。
●No.6063/2.4

「渡辺さん。」
は豆まきの必要がない、と本日の「FRUIT MARKET」。これは平安時代中期に実在したと言われる武将・渡辺綱が大江山の鬼退治をしたという言い伝えから。その子孫が多く残る宮城県村田町では節分の際、鬼を逃がさないため「鬼も内」と言うのは鬼北町と同じ。
●No.6062/2.3

「愛媛県鬼北町。」
は全国の自治体で唯一「鬼」の文字が付くと本日の「NHKBSニュース」。「鬼は外」 と言わず「鬼も内」と言って福を呼び込む風習が面白い。廃棄が批判される恵方巻を我が家は食べないが、ストローと同様、これのみ問題視せず食べ物を粗末にする意識をやめるべき。
●No.6061/2.2

「サンマルツァーノ種。」
とは楕円形で細長い調理用のイタリアントマト(『Apron』2月号)。ドリアン助川氏は三宅島噴火の際、火山の麓で栽培されるこのトマトが三宅島に合うと考え島の支援を行って「三宅サンマルツァーノ」を実現した。後押ししたのが樹木希林氏というのが感慨深い。 
●No.6060/2.1


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