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広告限定流行語。

マンスリー広告批評〈18.4月〉

1987年に眞木準さんが「空想実現百貨店」という伊勢丹のキャッチフレーズを作ったとき、このような漢字だけ数文字のコピーを他のコピーライターも続けて作った。秋山晶さんによる1992年のJR東日本のキャッチフレーズ「その先の日本へ。」が出たときも、同様に「その先の」を借用したキャッチフレーズが流行った。
いま、いや今後流行りそうな言葉に「ハグ」がある。「ハグ」 とは通常「(人などを)抱きしめる」という意味の英語「hug」のことだ。ジャック・ミッチェルが著したロングセラー「94%の顧客が『大満足』と言ってくれる私の究極のサービス」の原題も「Hug Your Customers=お客様をハグしなさい」である。この「ハグ」をハーゲンダッツは、アイスクリームのカップを手の平で包み込む動作に使い、メディプラスはスキンケアブランドに「潤いで(肌を)包み込む」意味を込めて「スキンハグ」という表現を採用した。
最初の2例のごとく、広告ではときに広告上だけで多用される流行語が現れるが、さて「ハグ」は“流行”するか。
(2002.10.25)

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